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COOのおしごと〜第5回 COO仲間に2週間体験入社して頂きました

COOのおしごと

こんにちは。突然ですが、平安伸銅工業という会社をご存知でしょうか。社名は知らなくても、あなたの自宅にある突っ張り棒を見ればその社名が見つかるかもしれません。社長がツッパリ嬢に扮したプロモーションもバズりましたね。

平安伸銅工業さんでCOOを務める竹内一紘さんに2週間の職場体験をしていただきました。前々回に書いたこちらの記事にエントリーを頂いたのです。他社の視点でオズビジョンの取り組みを客観的に見ていただいた様子が面白かったので、フィードバック頂いた内容を原文のままシェアします。

平安伸銅工業という突っ張り棒を主力とした家庭日用品のメーカーでCOOをしている竹内一紘と言います。今回、松田さんのFBで募集をしているのを拝見し、ぜひ!と手を上げさせていただき、大阪からオンライン参加させていただくことになりました。

■目的
オズビジョンさんの目的:
社外の視点から人事の取り組みを見ていただくことで、良い点や気になる点を率直にフィードバック頂きたいということです。参加頂く方にとってのメリットは、転職をしなくても他社の雰囲気や運営を体験できたり、自社の改善ヒントを得ることができます。

ぼくの目的:
他の会社の組織文化を体験したい。ティール組織について考えているということで、価値観は近いとわかっていましたので、実際にどんな感じをするのか体験したい。弊社に勤務して8年目になり、当たり前を疑うということで、あらためて外からの視点で自分の会社を見つめてみたかった。

■2週間のプログラム
2/22-3/5
・事推・経企朝会 毎日 10:00-10:10
・HR定例 週次 2/24、3/3 16:30-17:00
・理想の働き方定例MTG 週次 2/24、3/3 12:05-13:00
・OKR進捗共有会 月次 2/26 15:30-16:30
・1on1

■組織文化の気づき
ぼくは一番の参加目的として組織文化を体験したかったので、組織文化という意味で、弊社との違いなどから感じた部分を共有したいと思います。

①信頼で成り立っている
前提として、それぞれを受け容れている。
例えば、経営とメンバーも二項対立になりやすいですが、メンバーと一緒に考えて答えを出そうとしている姿勢を感じました。また、会議においてリーダーが弱みもみせる場面もあり、メンバーも受け容れて一緒に考えている際には、良いチームだなと思いました。

②WHYを大事に
打合せはコンパクトただし、顔を合わす回数は多い。(弊社と比較すると)
最低限の仕組みで、要件ベースではあるが、議論の中見は濃い。
恐らく、なんのためにしているのか、普段からWHYの部分を常に議論して各自が把握しているから、本質的な内容にしぼった議論ができているんだと感じます。
作業が目的になっていると、もう少し各論の話が多くなり、会議の時間も長くなるのかな、と感じました。

③寄り添っている感じ
・ITベンチャー企業への体験ははじめてだったため、スピードを追い求めるともっと余裕がないイメージを勝手に想像していましたが、そんなことはありません!
スピード感はあるのですが、個人に寄り添って、目的に向かって話しやすい関係性をつくっているように感じました。
例えば、定例も個人が途中で抜けても問題ない。そういうったことも気軽に言い合えることが、関係性にも繋がっていると思います。逆に気軽に言い合えない関係で、個人が勝手に行動するとギクシャクして、働きにくい職場になるように思います。
メンバーもお互いの自由を大切にし、チームのゴールも大切し真剣に目標達成に向き合う。

④感情を大切にする
進捗振返りの時に、進捗度合いに加えて、天気に例えて
今月の進捗度合いを天気に例えると?
→曇りのち晴れ
といった感じ。
お互いどんな感情なのかを感じ合って、チームとしてのフォローもされているように感じました。

■弊社において改善となりそうな気付き
他社を知ることで、違いに気づいた点です。
今後自社に持ち帰って、メンバーとも対話しながら弊社としてどうするのがいいか考えたいと思っています。

①コンパクトな会議方法
他社がどのような会議をしているかは、意外と就職するしか知る方法がない。
ビジネスモデルやメンバーの職能や関係性によってもベストな会議体は異なると思うが
比較として参考になった。

②雑談の取り方
印象としては、ぼくの参加した会議では雑談という雑談はそんなになかった。
全社での毎週の雑談や1on1を活用をされているとのことで、時間の使い方としてこちらもコンパクトな運用をされている印象をもった。
弊社では定例で、雑談も兼ねてチェックイン、チェックアウトを行っていることが多いが、こちらも今後どうするのがいいか考えたい。

③1on1
リーダーとの1on1だけでなく、複数名や仕事の打合せも含んだものなど、基本はお互いがに目的に同意していれば、さまざまあるようです。

■まとめ
一言で言うと、このチームで一緒に働いたら面白いだろうな、と感じました。
信頼で成り立っている組織。その上で、一緒のビジョンに向かっている。

ぼくは経営者をしているので、普段からビジョンについて考えることが多いです。
勝手に、ビジョンに共感や理解をしてもらえれば、チームがもっとひとつになってより良くなると考えていましたが、今回ビジョンって、ある意味一番でなくてもいいのかも、と思いました。

もちろんビジョンも大切です。
それと同時に、ビジョンに一緒に向かう人の関係性が大事だと感じた2週間でした。

受け入れてくださった事業推進部のメンバーの皆様、親切に接していただきありがとうございました!いろいろ感じ、体験することができて楽しかったです。

今後もビジョンに向けた探求を続けていくと思いますので、陰ながら応援しております。
弊社も探求中ですので、またなにかで協業できでも面白いと思いますので、今後ともよろしくお願いします。

平安伸銅工業株式会社
常務取締役 竹内 一紘 Takeuchi Kazuhiro

略歴:
1980年生まれ。滋賀県出身。広島大学工学部を卒業後、建築設計事務所、滋賀県庁などを経て、2014 年に同社入社。経営に携わる一方、事業責任者を勤め、「LABRICO(ラブリコ)」「DRAW A LINE」のブランドを立ち上げる。グッドデザイン賞等を多数受賞。
夫婦で協力し、突っ張り棒専業メーカーとして培った自社の強みを活かしたベンチャー型事業承継を実践中。

 

いかがでしたでしょうか?とっても素敵なフィードバックですよね。

僕がこのフィードバックから気づいたことは、ビジョンと信頼の関係です。竹内さんは信頼と表現してくれましたが、良好な関係性をベースにしてチームの共通目的であるビジョンを持つことが、理想の実現に近づくということ。意識することなく当たり前のように過ごしていることでも、フィードバックを頂くことで振り返ることが出来ました。

あとは、もっと雑談しても良いのですかね。自分自身に心の余裕がないことが、チームのゆとりを失っているのかもしれません。もっともっと仕事を手放すことが、全社の健全性を生み出すのだろうなと反省しました。

 

実は、竹内さん以外にも2名の方に職場体験をして頂き、フィードバックを頂いています。オズビジョンの良いところや、もっと良くなるところが気になる方はぜひぜひご覧ください。忖度なく書かれていますので、きっと参考になると思います。

シブヤヒロユキさんからのフィードバック

221さんからのフィードバック

 

松田 光憲

1977年生まれ
千葉県船橋市出身

オズビジョン取締役COO
フリーランス人事, 中小企業診断士
MBA in Innovation Management

大学卒業後、システムエンジニアからスタートしたキャリアが、上場準備を契機に管理部門へシフト。その後2社で2度のIPOを経験。

社会人大学院の修了に合わせて組織開発の実践の場を求め、『ティール組織』に日本企業で唯一紹介された株式会社オズビジョンに参画。

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