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通販で靴を買い、一回失敗したけど成功した話。

お買い物って罪深い…。クレジットカードを持ってないライターの懺悔(ざんげ)を聞いてください。ああ、罪悪感。

 こんな時だけど、季節は去年と同じように変わっていく。冬が終わりかけの時期だけど、一足先に夏の服装を考え始めないと、間に合わない。いざそのシーズンになると売り切れていたりして、結局不本意な季節を過ごすことになる。今のわたしに必要なもの、それは夏に履くサンダルだ。

 去年は、ウェブ版のGINZAに掲載されていたUnited Arrowsのサンダルに心惹かれて、入荷連絡を頼んだり試着をしたりしたものの、結局価格がネックになって買わなかった。なので、今年こそは絶対に気合が入ったものを買う。欲しいと決めて、魂がひれ伏すようなものを買うのだ。

 そして出会ったのが、TOGAのサンダルだった。昨年末、友人が2019年ベストバイとして写真を上げていたのが心に残っていた。適度な装飾とボリューム感、厚底。歩きやすくて疲れにくいけどスタイルは良く見えるという、夢のような靴だった。

 ちょうどウェブショップでセールをやっていて、なんと4割引きぐらいで買えそうだったので急いで購入ボタンを押した。サイズは在庫の中で最小の23.0cm。試着なしで靴を買うのには抵抗があったが、4割引きのためだ。

 だが、届いてみたらわたしの足には一回り大きく、ぶかぶかだった。在庫があればサイズ違いは交換すると書いてあったが、在庫がないので返品するしかない。ため息をついた。

返品くらいではめげませんよ

 そんな時、中島敏子が楽天でウェブマガジンを始めたと教えてもらった。GINZAを読み始めたのは彼女が編集長に就任したタイミングで、何度か編集長を変えていたけど一番好きだったのは中島敏子の時代だった。なので「RF mag.」を見て期待通りだった、と嬉しくなった。スタイリングがすべて好みだったからだ。

 そしてビビッと来るサンダルを見つけてしまう。こ、これだ。今年のわたしの夏の足元。「参考商品」をクリックして、ブランドを調べる。THE RERACS。名前は知っているけど、コートの印象が強くて靴には結びつかなかった。まさか靴も作っているなんて。

 しかしたかがサンダルに、こんなに支払っていいものか。去年欲しかったUnited Arrowsのサンダルの、およそ2倍。迷いに迷って買わなかったのに!検索して一番上に出てきたショップの、おそらく自分のサイズである22.5cmは「残り1」。これでダメだったら、今年もサンダルは諦めよう。そう思って、祈るような気持ちで購入ボタンを押した。代引きで。

買っちゃいました

祈るような気持ちでポチれ

 なにを買うにしても通販は苦手なのだけど、靴は特別に苦手だ。同じサイズでも足に合う・合わないがあるし、何より合わなかったときの返品が面倒くさい。これが店頭なら、その場で試着して22.5cmなのか23.0cmなのかが分かるのに。しかも今年は一度TOGAのサンダルで失敗している。

 届いたサンダルは、わたしにぴったりだった。革が固くて最初は靴擦れしそうだけど、そういう靴が大好きだ。夏になったらたくさん履こうと思っているけど、まだまだ自宅待機が絶対の状態。落ち着いた未来を祈りながら、いまは夏のコーディネートに思いを馳せている。

つづく

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