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正しいモノを正しくツクル。正しいヒトと。(前編)

先月末に、お世話になっているギルドワークスさんのイベントにてお話しする機会がありました。
テーマは、正しいモノを正しくツクルとは。です。

今回ポレットの事例をもとに話してきたので、ポレットの紹介がてらこのブログに書きたいと思います。

そもそもポレットとは、眠っていたポイントを一枚にまとめて、世界中で使えるようにするサービスです。
ポイントは、余る、散らばる、限られる(使い道が)ことが多いので、1ptから使える、まとめて使える、世界中で使える、という3つのソリューションを、一つのプロダクトにし、まるでお年玉でする買物のような、ウキウキしたお買物体験を提供しています。

現在は、ハピタスポイントインカムLINE Pay(LINEポイント)などのポイントやマネーがチャージできますが、年内にドドドっとに増えるよう仕込んでいるところです。
また、月間チャージ額はリリース半年で2億円弱と伸びていますが、もっともっと利用者数を増やしていきます。
ちなみに運営会社は、去年オズビジョンの子会社として設立されたPollet(株)で、私も代表としてこの事業にコミットしてます。

では早速テーマに戻ります。
我々ポレットが身を持ってお伝えできる、正しいモノを正しくツクルとは何か?

まず結論から言うと、正しいモノを正しくツクルとは、
「正しいヒトとやる」 ことだと思っています。
なぜなら、正しさを生み出すのはヒトだからです。

ポレットでは、この正しいヒトについて、2つの実体験があります。

まず1つ目のお話しです。正しいヒトとは何か?その定義についてです。

ちょうど1年前、私達ポレットは、将来を左右する2つの選択に迫られていました。
我々のプロダクトは、提携カード会社とシステム連携をしなければ実現できないスマホアプリです。ただ我々にとって、初めての大企業、初めての金融会社とのシステム連携プロジェクトでした。

その企業文化のあまりの違いから、膨大なコミュニケーションコストがかかることが、
夜も眠れない問題として明るみになってきました。
その上、連携させるシステムの仕様書がないことが判明し、かつ業務ツールの制限も想像以上でした。エクセルのQ&A表をメールに添付したやりとりで、仕様を確認するという荒行をするハメになりました。

そして、この時の我々の戦力は、1つの事業の一部の機能しか作ったことのないエンジニア2名と、初めてPOなるものをやる本社の非エンジニア社長(私)の3名だけです。

こういう状況で、我々にある2つの選択肢とは、
①提携カード会社と連携実績も、類似アプリの開発実績もあり、ゆえに丸っと低コストでスピーディに外注できるA社と組む。
②もう一つは、連携実績も類似アプリの開発実績もなく、ウマが合わずにMTGにも来なくなってしまったけど、開発のスペシャリスト集団ではあるB社に、外注ではなく手伝ってもらうと形で組む。
でした。

無論、①の方向でチームでメリットデメリットを洗い出したのですが、なかなか決まらず、最後の最後まで議論してたどり着いたのは、まさかのB社と組む。という選択でした。

なぜそうなったのか。

それはたくさんの軸の中で、1つ決定的な決め手となるものがあったからです。

「リリースした時、自分たちが成長している方はどちらか」
という観点です。

なぜならば、事業とは、リリース後から始まるものであり、自分たちの目的を果たすためには、
自分たち自身の圧倒的な成長が必要不可欠なのはわかっていたから。

そして、その選択の結果どうなったか。
もう地獄の日々が続きました。
休日返上、メンバーが音信不通、合宿での大号泣、深夜や休日に渡り揉め合う、本当に色々ありました。

でも、1年経った今、このプロダクトの運用は自分たちだけで回し、さらに3つのチャージ提携もリリースしており、新機能の開発も続々と準備しています。そして、メンバーも見違えるほど視座の高さと、やれることの幅の広がりを見せました。

これはチームが「アプリをリリースする」ではなく「ポレットという手段で、世に価値を生み出す」という、プロダクトの目的にコミットしていたからだと思います。

この事例から、我々ポレットにとって、正しいヒトとは、アジャイルな開発ができる人、仮説検証ができる人ではなく、プロダクトの目的を遂げる意思を持ち、そこから選択をできる人だと思うようになりました。

目的を遂げる意思こそが、正しいモノを選択し、正しくツクルための能力を培っていくんだと。

1つ目のお話は以上です。
2つ目のお話は、その正しいヒトの作り方ですが、ちょっと長くなったので、また改めて書こうと思います。

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total particles(array)
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particle children(sprite)
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