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正しいモノを正しくツクル。正しいヒトと。(後編)

前回は、ポレットチームにおける「正しさ」とは、目的を遂げようとするヒトの意思から生まれる。という話を書きました。

今回はその続きで、その「正しいヒト」の作り方です。

どうやったら、目的を遂げる意思を持つ、正しいヒトがチームにいる状態にできるのか。

”リーダーが明確なビジョンを示し、そのビジョンに共感する人を採用する。”

教科書的にはこうでしょうが、実際はそんな単純なもんじゃないと思います。(企業内新規事業の場合は特に。)
少なくともポレットは違いました。

私達ポレットでは、だいたい3ヶ月に一度チームビルディングをしています。
そこで、なぜ自分はここにいるのか?という問いに各自が答えます。

始めのここにいる理由は、プロダクトで得たい自分の利益に向いており、バラバラな感じです。
この時は、関係各社と決めたリリース日に向けて、ウォーターフォール的に毎日息止めて開発していました。
やっとの思いでリリースしました。

リリースを終えた後はこんな感じ。

生み出した自分たちのプロダクトで成したい世界や、世の役に立ちたいという動機が芽生え始めています。
主語が、自分から、プロダクトやビジョンへと変化しています。

そして、この後チームメンバーが増えていきます。
すると、チームやプロダクトへの愛着も芽生え始めています。

こうして、 自分だけの利益から、プロダクトで誰かの役に立ちたい、そしてプロダクトやチームへの愛着と、 ここにいる理由が増えていきます。
成功させたい理由が、動機がどんどん変化していきます。

私達にとって、真の目的とは、リーダーが示したビジョンなどの美辞麗句な旗印ではなく、 ぶつかり合い、壁を越える度に、チームに芽生えるようなものではないかと思うんです。

今日の話をまとめると、
初めから正しいヒトなんていないくて、壁を超えながら互いに正しくなっていくんだと思います。

ちなみにそのために有効な方法として、”なぜここにいるのか、このプロダクトで何を成したいのか”という問いを繰り返し行うことをお薦めします。

同じ問いでも、ポレットでは必ず毎回少しずつ違っていました。もし毎回同じコピペ発言ならば、安心安全の場担っていない可能性があります。

ポレットでは、四半期ごとくらいに、チームビルディングという名目でやっていました。
人が増えた、戦略や目標が変わった、などタイミングは様々でした。

最後に前編、後編(本ブログ)を要約すると、
1.アジャイルとか仮説検証が上手とかではなく、目的を遂げる意思を持つ人(=正しいヒト)と組むことが大事。
2.正しいヒトとは、連れてくるのではなく、一緒に壁を越える度に個々に芽生えてた意思によって作られる。
の2つになります。

正しさという相対的な概念は、常に問い続けることを必要とします。そして問う対象は目的についてです。
つまり、目的を遂げるための仕組みとして役立つコンセプトとも言えます。

以上、2回に分けてお世話になっているギルドワークスさんのイベントにてお話しした内容をブログに書いてみました。

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gradation
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total particles(array)
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particle children(sprite)
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particle limit