システムを支えるエンジニアとしての新しい職能をひらく 卜部真一さんインタビュー 【エンジニア】 | OZ MEDIA | OZVISION - 株式会社オズビジョン

OZVISION 株式会社オズビジョン

OZ MEDIAオズビジョンを「外」と「中」から伝えるメディア

システムを支えるエンジニアとしての新しい職能をひらく 卜部真一さんインタビュー 【エンジニア】


現代においてエンジニアという存在は重要な職能だ。
企画チームが考えたアイデアの具現化や業務効率化のためのシステム構築など、エンジニアにしかなし得ない技術は多々ある。
そんな時代において、生活者の感性に近いところから、顧客のニーズを把握し、エンジニアがその職能を生かし企画にも参画することで、よりクオリティの高い商品開発をする流れも生まれつつある。
オズビジョンで活躍するエンジニアである卜部さんは、音楽からこの世界に入った異色の経歴をもつ。
2年前の入社以来、ユニークなキャラクターと、企画にも関わることができる貴重な存在として、個性豊かな人材が多いオズビジョンのなかでも存在感を発揮している。
そんな卜部さんにオズビジョンで働く楽しさとエンジニアとして働くことの可能性について話を聞いた。



音楽の仕事からエンジニアの世界へ

ーー入社何年ですか?

2017年9月入社になりますから、今年の9月で3年目になります。

ーー前職では何をされていたのですか?

前職ではエンジニアとしてオズビションとは異なり受託開発案件の仕事をしていました。オズビションにきてからは、自社のサービスを技術者としてよりよくしていくためのサポートをしています。

ーー同じエンジニアの仕事でもスタンスはまったく異なるのですね。

そうですね。前職では営業がとってきた仕事を納期を守っていかに完遂させるかという感じで、一つ一つの仕事には愛着はさほどありませんでした。

ーーいわゆる技術屋さんというお仕事ですね。

そうです。エンジニアをする前は長年作曲の仕事をしていたのですが、音楽ではなかなか食べていけませんでした。エンジニア職もやってみるまで、技術が好きかどうかはわからなかったのですが、やってみると意外と面白くてハマっていきました。面白みとしては、つくったものが世の中にでてユーザーさんに使ってもらって喜んでもらえたら、技術も役に立っているんだと実感できるところです。たとえば、エンジニアの仕事の一つとして、ルーチンワークといえるものをボタンひとつでさっと出来るような仕組みをつくることが出来るんです。そんなところから技術って面白いと思うようになりました。

ーー音楽をやっていた卜部さんが、エンジニアの仕事に興味をもったのはいつくらいですか?

前職でやりながらですかね。最初のうちは食っていくためにはやっていくしかないんだと思っていました。でも当時も不安の方が大きかったです。

ーーいまおいくつですか?

40です。

ーー20年以上前、卜部さんが学生時代にはエンジニア職自体一般的ではありませんでしたよね?

そうですね。僕の学生時代は、Windows95が出たばかりの頃で、パソコンを個人で持っている人も少なかったと思います。

ーー卜部さんがコンピュータを始めたきっかけは?

音楽の専門学校に通っているときにパソコンで音楽を作ることが出来ると知ってそれでやりはじめました。だからいまの仕事とは全然関係のないところから繋がっています。

ーーその当時ハマっていた音楽のジャンルはなんですか?

いろいろです。ポップスからロック、それとジャズ、R&Bでした。

ーージャズなどは特にアナログな印象があるのですが、どうコンピュータと繋がっていくのですか?

楽器の演奏技術や、譜面の読み書きのスキルがなくても打ち込みで作曲することができるところに興味を持ちました。それで作曲の仕事を初めてからは、プロデューサーから楽器を弾いたことのないやつに曲なんか出来るかと言われたこともあって(笑)、それから楽器を触ったりもしました。


エンジニアか無収入か。生きる手段はエンジニアしかなかった。

ーー現在のお仕事内容を教えてください。

プログラミングになります。それとプログラミングをするためのサーバー構成といった基盤みたいな部分の仕事もしています。

ーーもう少し、エンジニアになるまでのお話を聞かせてください。音楽からエンジニアへの転換って意外なキャリアですよね。やはり転身のきっかけは収入ですか?

一番大きかったのは収入です。当時彼女がいたのですが、収入がなかったのでデート代もケチっていたんです(笑)。そうしたら、あなたと結婚とかありえない、私結婚したいからゴメンナサイと振られてしまいました。それも転職のトリガーとなりましたし、タバコ代、ご飯代、出かけたくてもお金がないから行けなくて、きちんとした生活をしなきゃと思ったのがきっかけでした。

ーー卜部さんがエンジニアに転身した時代はエンジニアの仕事自体多かったんですか?

当時はミクシーやブログが流行っていて、ウェブサービスバブルの時代でした。それまでは音楽のプログラミングを仕事にはしていましたが、プログラミングのプロとしてやっていたわけではないので、エンジニアの技術としては未熟でした。ですので入社してからは、技術レベルが全然違うので、年下の先輩から、何してんねんとか怒られてビビっていました(笑)。でも、これを諦めたら無収入になって生活手段がないと危機感を感じていたので、食らいついていた感じですね。大学を出てきちんとした教育環境にあった人たちがうらやましかったのですが、絶対に負けたくないと思っていました。


ーーエンジニア界の雑種的な立ち位置から努力で頑張ってこられたんですね。

30歳越えたらゼロからエンジニアをやるのはキビシイと言われていた時代です。そんな噂には負けたくないと思って頑張っていました。なによりも、普通の生活がしたいと思っていましたから(笑)。親も安心させたかったし、女性からもこの人だったら結婚してもいいと思ってもらえるような人になりたいという一心でした。

ーー人としてのインフラを整えたいと思ったと(笑)

そうです(笑)。当時の最重要課題が「生活の基盤を安定させる」でした。普通の30代とはだいぶ違っていました。

ーーオズビションに入社したきっかけは?

前職の仕事自体が収縮していき社員も減らしていたタイミングで、僕が担当していた案件が終わりクビになりました。その時はマジかと思っていたのですが、なぜかこれもひとつのきっかけだと前向きに考えていました。ある程度技術も身についてきて、新しい仕事ってどんなもんやろという興味もありましたし、エンジニアの仕事ってどんな仕事があるんだろうと探しているタイミングでオズビションと出合いました。

ーーどんなところに興味を持ちましたか?

最初のところでも話しましたが、前職と違い自社サービスをやっているところに興味を持ちましたし、面接のときに会社をみさせていただいた職場の雰囲気です。エンジニアというと隣で働いているのにチャットで会話するのが普通だったりするのですが、オズビションでは普通にコミュニケーションをとっていたり、ビジネス側にもエンジニアから意見を言える環境があり、こういう環境があるんやなあと感心しました。この環境なら自分が愛着のあるサービスとしてどんどん仕事ができて面白そうやなと思いました。
それとハピタスを使っていたということもあり、ここに転職したいと思いました。

ーー音楽からエンジニアの世界に入ったときとは違い、生活のインフラを整えることを考えずに転職出来たのですね。

そうですね(笑)。やっと自分が役に立てる仕事をということが、仕事選びの基準になりました。前職ではエンジニアはエンジニア、ビジネスはビジネスでコミュニケーションをとっていて、お互い相手は何を考えているかわからない感じでした。でもオズビジョンでは自分たちのサービスをやっていることもあり、ハピタスというサービスをより良いものにしていくために全社一丸となってやっている雰囲気があって、それがものすごく良かったです。

ーーそんな風通しのよい環境の中でも、卜部さんは率先して声を上げる、オープンマインドな人だとお聞きました。

それはオズビジョンをさらによい方向に変えられると思っているからです。エンジニア目線でマーケティング的な話もたまにすることがあります。もちろんマーケティングの方はその道のプロで、その点では僕は素人であることには代わりがないので、技術的なことに関わる部分で何かお手伝いができればなんでもしたいと思っています。


ウェブサービスで人々の生活に貢献する

ーーエンジニアとしての日々のお仕事はどのようなことをされていますか?

主にサーバーに関するインフラの仕事が中心です。それと技術的な部分でいかに基盤を作るかが僕の今の大切な仕事だと思っていますので、そこに注力をして仕事をしています。
あと昨年立ち上げた新規案件の「ハピタスコミック」のリーダーをしていて、円滑に開発を進めるためのハンドリングをしています。

ーーそれぞれのチームで動いているのですか?

はい。チームによって構成メンバーは異なります。新規案件ではマーケティング、デザイナーといった複数の業種で構成されたチームで動いています。

ーーポイントサービス自体も多様化し、かつ本格的なキャッシュレス時代を迎えようとしています。いわばその基盤をつくるといえるエンジニアの役割もさらに重要な時代になっていると思いますが、そんな時代におけるエンジニアの職能について卜部さんはどのようにお考えですか?

僕が最終的にエンジニアってどうあるべきかと考えると、エンジニア以外の人たちは、コンピュータでの作業において、やらなくてもいい作業をわざわざやっているというケースが多いと思っています。そういった面倒くさいことの全ては、エンジニアリングによって改善されると思っているんですね。人がやらなくてもいい作業というのは、1日のうちの2/3くらいあると思っていて、それらルーチンワークを全部削ることができたら、人は考えることに集中できるようになります。その基盤を作ることができるのが僕らエンジニアの仕事です。そういう世界を目指したい。僕の一生のプランではそういうことを考えています。

ーーAIとの違いはどんなところにありますか?

現代ではテレビやエアコンなど家電のリモコン操作など、AIが人のやることを代替しつつあってそれも面白いのですが、僕はウェブでそれを叶えたいと思っています。ウェブのサービスを使って、人が面倒くさい作業をしているものをできるだけ楽にするのがエンジニアの仕事で、それを社内のなかで見つけていって、ひとつずつ解決するのが大事な仕事なんじゃないかと感じています。そういうところがエンジニアの仕事の面白みでもあります。

ーーオズビションのエンジニアの皆さんはチームワークもバッチリなんですね。

はい。その部分は前職と比べると皆さん優秀です。コミュニケーションをとりながら仕事を進めるということを意識的にやっています。ただ技術力に関しては前職と比較してみても、課題がまだまだたくさんあります。その底上げをしていかないと、みんなが幸せになるようなエンジニアリングは出来ないと感じています。


ーー卜部さんからみてオズビジョンに合うエンジニアってどんな人だと思われますか?

ハピタスのシステムにしても改善するべきところが山ほどあって、これをみて直すの楽しい!という人は向いていると思います。改善のしがいがものすごくあると思います(笑)

ーー社内では職種を越えて交流ってあるものなのですか?

最近活発ですね。みんなで集まってゲームをしたり、今年はみんなで花見に行きました。それと年に2回、総会というイベントがあるのですが、そこでは社内と顧客さんとの交流を深める場になっています。バイク部もあってみんなでツーリングに行ったりしています。

ーーオズビジョンの理念である「人の幸せに貢献し、自己実現をする集団で在る」についてはどのようにお考えですか?

エンジニアの仕事はお客様の目にはつかない仕事です。だから自分の仕事が人の幸せに貢献できているのかということに関しては、いまはまだそこまで実感がないというのが正直なところです。でも僕らの仕事が基盤となってマーケティングの人たちが自由に動けたり、開発の人が開発しやすい状況が出来ていて、そこでの声をフィードバックとしてもらっているので、ユーザーの皆さんの生活にも貢献できている意識はあって、それが自己実現に繋がっているのかなと思っています。

ーー今日いろいろお話を伺って、エンジニアの仕事は日々改善で、僕たちにとっては普通に使っていて、ある日なんかスムーズだというような「気づいたら変わっている」というお仕事なんですね。でもそれって大切ですよね。

僕たちとしては、また来たいと思ってもらえるようなサイトをつくりたいと思っています。

ーーオズビションの一員としての喜びを感じる瞬間はどんなときですか?

最近あるサーバーを手がけたのですが、トラブルがあって前のバージョンに戻すという出来事がありました。すごく悔しかったのと同時に叱責されるかとも思ったのですが、みんなからもう一回頑張ろうと言ってもらえました。たとえ失敗をしても、次は同じことが起きないようにどう改善するかという、前向きなことが考えられる状況はオズビジョン全体に浸透しているのはいいことだなと思いました。前職だと始末書を書けと言われて、それだと失敗することをビビって出来るだけ失敗しない方法だけを考えようとなっちゃうんですよ。理想に向かって世の中にないものをつくるという土台があるのはすごくいいことだなと思います。おかげさまで今週無事に切り替えのリリースが完了しました。

ーーおめでとうございます!最後に、卜部さんがエンジニアとしてメチャクチャ燃える瞬間ってどんな時ですか?

やったことのないことを無茶振りされた時ですかね(笑)。そういうことが今すでに存在していて、「しょうがないなあ」と言いながらやっています。

animation
gradation
111
total particles(array)
111
particle children(sprite)
111
particle limit