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2017.03.13

真に役立つポイント募金を目指して ‐たとえばLGBTの方への配慮の実例から‐

不定期にアップしている広報ブログ。今回は、当社が運営しているポイントサイト「ハピタス」で過去に実施してきた「ポイント募金」にまつわるお話をさせて頂ければと思います。

現代のツールと相性の良い「ポイント募金」
ハピタスの「ポイント募金」は、震災などの有事の際、ハピタスのユーザー様に、お持ちのポイントを募金としてお寄せ頂くというものです。通常のポイント交換と同様、交換先として「募金」を選んで頂くだけで寄付が完了します。お寄せ頂いたポイントを、1ポイント=1円として、ハピタスがまとめて寄付先にお送りします。近年では、東日本大震災時に491万8953円、熊本地震時に169万7597円、最終的にこのような額を寄付させて頂きました。
街頭の募金箱まで出向いて募金しなくてもスマホがあればできてしまう手軽さや、現金に限りなく近いが現金よりは気軽に使える「ポイント」の寄付、ということもあり、本当に多くのユーザー様から善意をお寄せ頂いています。またこのポイント募金は、ネットの情報発信や、SNSとの相性がよいことも特徴。たとえばハピタスは「募金の使い道などをできるだけ迅速に具体的にご報告する」という方針で進めています。そこでハピタス内のブログや、Facebookページを使って、「こんなふうに使わせて頂いています」という情報を発信しているのですが、こちらもご好評を頂いています。このSNSなどネットでのコミュニケーションと融合させた募金という仕組みは、今後の社会活動の新しい動きとなっていく可能性を感じます。

災害支援のプロフェッショナルCivic Force様を頼る理由
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ただ「被災地の最前線で支援がどのように行われているか」といったリアルな情報を、一般企業である私たちが入手するのはやはり困難です。そこでどのように情報を入手しているかをご紹介したいと思います。
ハピタスのポイント募金は、基本的に全て公益社団法人Civic Force様にお送りしています。送り先をCivic Force様にしていることと、ハピタスがリアルな情報発信ができていることには、実は深い関係があります。
Civic Force様を寄付先として選定させて頂いた2つの理由
1.災害等において現地現場で今最も必要な支援を最速で届けるという姿勢
2.現地の最前線のリアルな状況を、情報発信していくという姿勢
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もちろんその他にも優れた点はたくさんあるのですが、この2点からCivic Force様を選定させて頂いています。もうお気付きかもしれませんが、ハピタスが発信する募金に関する情報は、Civic Force様とのコミュニケーションにより頂いているものです。最前線の現実と、お寄せ頂いた募金を最速で直結させる。その様子をできるだけリアルにご報告する。ハピタスがポイント募金で最も大事にしていることはこれです。Civic Force様については、ぜひホームページなどでご覧頂ければと思います。
ホームページ http://civic-force.org/
Facebookページ https://www.facebook.com/civicforce

真に被災者に寄り添うことの重要性 ―LGBTの方の例―
先日、そのCivic Force様に伺わせて頂く機会がありました。理事・事務局長である根木さんと、管理本部の仲野さんにお話を伺いました。話題は多方面に及んだのですが、私がもっとも印象的に感じたことを書かせて頂きたいと思います。

公益社団法人Civic Force 理事・事務局長 根木さま

公益社団法人Civic Force 理事・事務局長 根木さま

それは、まさに極めてリアルな被災地の真実をあらわすエピソードでした。熊本地震が発生した時のことです。避難所への物資搬送などと共に、非常に重要かつ緊急の問題として上げられるのが「トイレ」。ただ単にその目的を果たすためであれば、仮説トイレを設置すればいったん問題は解決、と思いがちです。事実、私もそう感じていました。ところが話を伺って、いかに私がリアルな現場を知らないか、知ることが重要か、知っている人を信頼することが重要かを改めて思い知りました。
LGBTという言葉をご存知かと思います。性的少数者と訳されることが多く、同性を愛する方々などを指すことが多い言葉です。当然ですが、災害はLGBTの方々にも襲いかかります。避難や支援も必要になります。一方で独特の問題も生じます。その1つがトイレです。こんな実話があったそうです。プライベート空間が極めて限られている状況の中、体は女性でも、外見が男性の方の場合、生理が始まった時に、生理用品を処理する場所に非常に困るそうです。一般的にはトイレがその場所になりますが、見た目が明らかに男性の方が女性用トイレに入るには、勇気以上のものを必要とします。その難しく、緊急の問題についてLGBTのボランティアの方から指摘を受け、男性用トイレに生理用品を処理する設備を置くという解決策を提案されたそうです。周囲の男性にヒアリングすると「別に端っこにそれが置いてあっても違和感はないよ」とのお言葉。急遽処理設備を設置したそうです。
「使って頂けたんですよ!」。根木さんは強くそうおっしゃいました。衛生面に問題のないトイレを男女別に設置すれば問題終了。そうではありませんでした。真に被災者に寄り添う支援をしようとする時、一般的な課題意識だけでは解決できないことも、現場には多数あることを心より痛感しました。また、現地そのものに赴き、被災者と同じ場所に立ち、本当に必要な支援をなさるCivic Force様、その活動への信頼をこれまで以上に持ちました。
災害は無いにこしたことはありません。Civic Force様の出動が必要のない毎日を望みます。が、再びCivic Force様が出動するような災害が起こった時には、またハピタスのポイント募金を開催させて頂きたいと思います。ユーザー様のご厚意を、真に必要な方に届けて頂けるようにしていきたいと思います。

2017年3月11日をもって、東日本大震災から丸6年が経過しました。被災された皆様に改めてお見舞い申し上げます。皆様のご健康と、安心して生活できる環境が一日も早く整いますことを心より祈念いたします。
また、2016年4月14日より相次いで発生した、熊本地震で被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。被災した地域の一日も早い復興をお祈り申し上げます。

※写真のご提供は公益社団法人Civic Force様です。

  • Happi+ 「ハピタス」とは?